模型の収納
Nゲージレイアウトを作りながら、1/144シリーズの兵器なども集めるのはよくある趣味だと思う。甚六郎さん@ながない鉄道さんもやっているし。
たとえば町並みのレイアウトもそこに90式戦車を置けば、あっという間に押井守「パトレイバー2」である。雪がすこしずつ降り始めればさらにぐっと、みたいな。
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あんまりやりすぎるとさすがに心がささくれてくるが、逆にNゲージのフィギュアなどを兵器の傍らに置いて大きさを検討することも出来る。
というわけで私の場合、コレクションは立体資料なのです。
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なかなか私も手を出したら大変だと思うのですが。
その立体資料、やっぱり飛行機が楽しい。
零観(零式観測機)と某豚風味の真っ赤なレース機を並べたのは『よねでん線の歴史』参照であるが、ほかにも実は集めているのである。
2007年よねでん線
http://shinawaji2142.dion.jp/train2007.htm
Mig-27、F-14、F-4はなぜかダイソーに大量に入荷していた。おそらくかつてLSが発売していたものの型を使ったか、だろう。
で、F-4は大量に売れ残っていた。
可哀想であるが、まあ今の時代にF-4ではとも思う。現実には空自もイスラエルもまだ使っているようだけど。
ほかにもブラインド箱の食玩風味のものも集めた。F-2は試作1号機がゲームショップにオープン売りされていたので購入。でもあの日本海迷彩はなかなか出ず、結局ヤフオクを使った。
だが、あの『漆黒のステルス』は明らかに企画がおかしいと思う。F-117ばかり色違い。黒だけで十分だろうに。しかしなんだか大量にあって、しかもシークレットがF-22。
勘違いしてるよ。YF-23とかとからめるならまだしも、退役の話が出ているF-117ばかりで、シークレットがこれからの主役F-22。勘違いしている。
で、F-117は形態的に参考にしたいと思わなかったので購入せず。
F-16。これも某コレクションにあったのだが、これを買ったらなんと1機目でタイガーミート特別塗装。
いきなりシークレット。
でもこれ、F-16をいくつも集めていたら楽しいだろうけど、資料としてはぜんぜん役に立たない。というわけでヤフオクに放流、逆にヤフオクで三沢基地の機体を購入。
で、なにがしたかったかというとF-2とF-16の比較。面白かった。
F-15。これは教導団の迷彩機が手に入った。いい。F-15は磨き抜かれたデザインである。
だがSu-27フランカーを発見してしまった。
フランカー、強そう。事実強いらしく、某筋の話ではF-15で護衛してP-3Cに対艦ミサイルを搭載して対艦攻撃、しかし教導隊のF-15がフランカーとなって阻止するという訓練があったらしい。
悲惨な結果だったという。フランカーのほうがミサイルの射程が長く、F-15はアウトレンジされて回避に必死、逃げるところをP-3Cも逃げようとしたがターボプロップでは逃げられるもなく、機銃の連射で全滅させられたという。
現在ではF-15のミサイルも強化されているのだろう、たぶんそういう危機はないと思うが、なかなか大変である。
フランカーは確かに強そう。造形もF-15よりも立体的。某要塞シリーズのソ連機は米軍機のコピーみたいなものではなかったようだ。鉄のカーテンの向こうであった航空機開発史を調べると、ソ連機もなかなかすごいのである。
それからなかなか空もの1/144にぐっと来るものが見つからなかったのだが、ある日突然、ヤフオクに『1/144 F-22』と入れたら!
なんとヒット。それがトランペッターという中国のメーカーのもので、日本で売っている完成品コレクションではなく、往年のドラゴンモデルを思わせる未塗装プラモデル。
これは燃えた。早速入手。ちなみにAmazonには登録がないのだろうか。出てこないけど。
トランペッター
INTERALLIED WEB SITE
http://www.interallied.co.jp/trumpeter%20main.htm
小号手(トランペッター本家ページ(中文))
http://www.trumpeter-china.com/
それが、このトランペッター、じつにいろいろ出しているのである。
小号手模型(中文)
http://www.trumpeter-china.com/war513/products/en_list.asp?classid=20&Nclassid=49
(サーバの強化が追いつかないようです。ちょっと重い)
S-37ベルクト、YF-23とともに購入してしまった。
その後、Su-35はないだろうと思いつつ調べると、これもある。
このSu-35、2人乗りのフランカーなのだが、なんと並列複座なのである。
米軍機は複座というとタンデムが多い。F-4、F-14、F-15、F-16、F-18と複座はタンデムである。ちなみにF-22にはタンデムどころか複座型もないらしいが。機種転換訓練はシミュレーターで行うそうです。
ところが、複座で並列は操縦が楽らしい。ただそのために機首を設計し直さなくてはならないのだが、ロシアはやってしまったのです。
もともと空母着艦訓練用等という話もあったが、結局このSu-35は大型攻撃機として使われるらしく、対艦ミサイルを積んだり、長距離飛行での攻撃任務に使われるという。
で、驚きなのがなんとこの機、射出座席がマッサージ機能付きという。
アメリカのB-2などではなかなかミッションはステルス性の保持ができる基地を使う以上、全て長距離攻撃になり、空中給油を継いでのものになり、厳しいが、でもSu-35は平気らしい。いいなあ。
デザインも実にいい。
1/144トランペッターとしては、モールドも気合いが入っている。
もちろん『タミヤ病』みたいなパーツの合いの悪さへの文句は言いっこなしである。
とにかくスホーイ設計局はすごい。
F-22もいいんだろうけど、でも空力を考えたとき、Su-35の立体造形はすばらしい。
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『戦闘妖精雪風』は、サイドスティックが動かず感圧式と言うところでおやと思った。F-16やF-2ではサイドスティクとはいえ2ミリほど動くらしいし、未来であれば逆にフォースフィードバックになってほしいと思っていたので、この設定は疑問であった。
あと、パイロットと地上クルーの関係も疑問だった。パイロットは地上クルーに命を託すのである。基地の消防隊も除雪隊も、パイロットを生かすことに必死なのである。
そこにひねくれはあり得ない。それが航空の世界である。
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すっと入って、かちっとはまって、抜けない。これがパーツの基本。
しかし、無理に入れないといけない。それは機体がゆがんでいたり、応力がかかっているから。
つまり、危険。
それでも、スケジュールにあわせるために、妥協をする。
そして事故が起きる。
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『白い巨塔』『華麗なる一族』はドラマ化されましたが、それぞれに原作はよく書いていると思うのです。そこで『沈まぬ太陽』も実にいい。ぐっとくる。
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ベストセラーに『みんな読んでるじゃん』みたいに思うかもしれませんが、この山崎豊子のレベルもまた私のあこがれる高みなのです。
そこで『雪風』には当時反発があったのだが、続きの『グッドラック』でようやく作者のカキタイコトがわかって、ようやく納得したのです。
つまり、リアルではない。
フィクションなのである。
ただ、フィクションを、フィクションとバラすには技術がいる。
フィクションをリアルに書く、とよく言うが、どこまで行ってもフィクションのリアルさはリアルさ、それっぽさなのだ。
その点で、『雪風』との出会いは予備校時代、実に13年前ほどなのだが、現実に書いてみて、なかなか交渉というのは地獄だなと思いつつ、先輩作家の苦悩にようやく思い至るのでです。
で、その雪風がアニメ化され、1/144モデルになった。
買いました。
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これがなかなか造形の苦労があって、実に苦しい。
コックピットもこうやって現用機のモデルと比べるとキャノピーだけでもすでに小さいし、機体も小さすぎる。
でも、まあ買ってしまえばあちこちから見て悦に入り、その結果カタナという戦闘機を考え、雪風リスペクトの空戦小説を書いてしまうのです。
以下のページで売ってますので、ご興味のある方はどうぞ。
カタナ/ファイターの名誉
http://shinawaji2142.dion.jp/old/katana.htm
で、ここまでが長かったのだが、実に何機買ったんだという数。
棚に並べようにも並びきる数ではない。
かといってごちゃごちゃにしたら尾翼が折れたりと悲惨きわまりない。
で、考えたのが、ダイソーで売っている整理コンテナ。
これに納めようと。
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あっと言うまでした。
サイズに合わせて紙を切り、細いL字にした紙で骨にして、3段重ねにする。
接着は木工用ボンド。強度・接着速度などで嫌う向きもあるが、なあに、いろいろと平行して作業すればその間にくっついてくれるし、それに接着してスグならやり直しも出来る。
で、3段を考えましたが、1/144の現用機の尾翼の高さは35ミリぐらい、このコンテナ(注意・ダイソーのコンテナは何種類かあり、互換性がないので同じものをそろえる必要あり)の積み重ね時のクリアランス高さが80ミリなので、スタックして保管するには2段、つまり中段を作るだけで限界です。
よって、下段で中段を支え、中段はそのまま、そしてもう一個コンテナをスタック。これが正解のようです。
この収納カートンを作る方法はiアライアンスZというcalsonic-IMPUL-Zを青い車体なのに白く塗り直しオリジナルのステッカーを作って貼り込み、自作のレースクイーンフィギュアと組み合わせるミッションをしたときに、収納用に車を納めるために使った。
それがZに力を入れたのに1/24のレースクイーンが見つからず、結局自分で作って悲惨な目に遭い、その上出展したショーではそのカートンのほうが褒められるという悲しい結果になったのは秘密だ。無念。
ちなみにその様子は以下のページに格納しました。お暇なかた、ご興味のあるかたはどうぞ。
iアライアンスZ(1/24)製作記(2006年8月〜12月)その上・プロジェクト企画/車両製作編
http://shinawaji2142.dion.jp/z_page.htm
で、ここでTips。
木工用ボンドは実は何種類かある。
コニシボンドが有名だが、ぶっちゃけ、コニシボンドは使いにくい。
じつはSHOP99という店で売っているボンドの方がいいのである。
コニシボンドはチューブの復元力がおかしいようで、ボンドを出すためチューブをへこますと、戻らない。
戻って空気を吸い込んでくれない。
おかげでどんどんチューブがつぶれる一方なのだが、このチューブ、最悪なことに絞りきれないような形になっている。
結局大量にボンドが中に残ったまま、捨てるに捨てられずチューブが半端なままゴロゴロと残るのである。
ところが、99円ボンド(正確には104円税込ボンド)は、チューブが戻るのである。
使い切れるのである。
すばらしい!
まあ、コニシボンドはそうやって次々と無駄に残ったチューブが客に残っても数が売れればいいし、空気が入るとボンドが固まると思っているのだろう。
そういう会社は嫌いである。無ホルムアルデヒドなどといっているが、そんなのだったら建材用ボンドであればヤヨイ化学もある。
というわけで、コニシボンドは嫌いである。
全くいい思い出がない。
実に生まれて工作を初めてからだから20年以上使っているのだが、コニシボンドは嫌いである。お世話になっていても嫌いである。
これからはSHOP99にお世話になります。
SHOP99とダイソーは、これがなかなかバカに出来ない。LSかなんかの型を使った戦闘機プラモもあったし、収納のコンテナもあるし、また意外な電子系の工作に応用できる物も売っている。秋葉原まで通えない身としては実にありがたいのです。
で、こうやって語ったが、模型を買うのはデザインを学び、イメージを作る資料なのである。
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となると、ぐっとこまるのがマクロスである。
これが、これまたどうしてモデルメーカーというのは企画がおかしいとしか思えないことに、マクロスは1/144はVF−1のみ。
なんで?
さんざんバリエーションがあるのに。
要するに、種類を作ると管理も面倒だし、売れ残りも出るだろうし、色違いだけならなんとかさばけるだろうと。
マクロスだよ?
その後にマクロス7も、マクロスプラス(名作)も、マクロスゼロもあるんだよ?
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いや、マクロスだけしかないのなら、私も我慢しよう。マクロス7はなんとか1/144を某所でキットを発見して作ったのだが、まあしかたがない。本来飛行機は1/72、1/48というラインナップだと思おう。
だが、どうしても許せないのが、1/100。このスケールだけは許せない。
Nでもない。HOでもない。たんに100という安直な数字。
許せない。
ところが、なんと私があこがれたYF-19が1/100と1/72なのである。
センスゼロ!(異論はあるだろうけど)
なぜ1/144にしないのか!
で、悔しいけど、1/144のYF-19がいつか出ると信じ、我慢したのである。
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1/72のYF-19も次第に在庫がなくなり、模型店でもちらほらとしか見なくなった。
ヤフオクでも取り引きされている。
いつの日か。
我慢できませんでした。
買っちゃいました。1/72のYF-19。
実は、昔、中学高校時代、1/72の模型を集めていたんです。
戦車でも1/76があったし。
でも、大きすぎたのです。
それが、また始まってしまったのです。
ちなみにこのYF-19、実はかなり惚れた機体で、フリーフライヤーのYak-365の元のイメージはバルキリーもプリンセス・プラスティックの世界内に位置づけたいよね、というところでYF-19にかなり影響されています。
で、1/72の模型コレクション、かなり保管状態は悪かったのですが、復旧しました。
収納どうしよう。
模型の道は、収納の道なのです。
ちなみに、1/700艦船模型も収納に困っています。これまたいっぱいあるんだわ。
ああぢごく道。